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【親子問題】反抗期の中学生の息子が勉強をしない時の親の対応【ココロノマルシェ】

本日はココロノマルシェに寄せられた、反抗期の子育てについてのご相談にお答えしています。
※ココロノマルシェとは?以下サイトをご参照ください。

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ご相談内容:反抗期の息子の対応と私のストレス軽減について

中3の息子と二人暮らしです。
夫とは別居中です(夫のモラハラ・不貞)。

中3ですが、中高一貫校のため、高校受験の必要はないですが
あまりにも勉強しません。
学校の定期テスト前も特に勉強せず(少しはする)、
テストが返却されても解きなおしもせず、
あまりに不得意な英語は、担任の先生から
「(学校とは別に)個別指導を受けた方が良い」と言われ
家庭教師をつけましたが、家庭教師との時間は集中するものの
一人になるとほぼやりません。
やっても20分くらいです。
しかしながら、本人の志望大学は上位の大学です。

普段は、帰宅したらスマホゲームやSNS、ゲーム機、PCで動画視聴をしています。
「何時から勉強する?」と尋ね、息子に決めてもらうも
その時間になると「あと〇分延ばして」と自由時間の延長をし
結局勉強しません。
勉強するからゲーム時間をのばして(ゲーム時間は私が管理)と言うので、
それを信じても、結局勉強しません。
「勉強しないからゲーム時間を延ばしません」と私が言うと、
「じゃ勉強する意味がない」と言い最初から勉強はしません。

スマホは私が使用時間の制限をかけていますが、
同級生の間で浸透している”延ばす方法”があるらしく、
こちらがかけた制限は無視されています。
ゲームはオンラインで見ず知らずの方と仲間になったり、対戦したりで楽しんでいますが、仲間が自分の思うような動きをしないと大声を出し汚い言葉をはきます(お相手へは聞こえません)。
そして、一気に不機嫌になり、ちょっとしたことで私を非難したり、
予定していた勉強をしない、という空気になります。
スマホやゲームを取り上げると、一切勉強せず、暴言をはき、暴力をふるってきます。

PCで動画視聴し出すと、大抵夕食後でソファに横になりながらですが、そのまま眠り、入浴もせず午前4時頃に気づいて寝室へ移動しています。
すると、布団が無いので風邪もひき、朝は起きれず遅刻。もちろん、学校の準備は前日にしているはずもなく朝はバタバタ。良いことが一つもありません。
風邪薬も飲み忘れる、教科書も出しっぱなし、飼育したくて買った生き物もきちんと世話しない等だらしないを通り越しています。

以上が現状で、私が今悩んでいることは以下です。
・(ゲーム時)息子が突然大きな声で汚い言葉を出すと、かつて夫にされたようなモラハラを思い出し、心臓が痛くなる感じがし、ストレスを感じる(息子からは耳栓をしろと言われる)
・自分の将来のためには勉強する必要があることを理解し、行動にうつしてほしい
・自己管理をする、ということを覚えて欲しい
・スマホやインターネット依存から抜け出してほしい

と親なので子供には良くなってほしいです。
かわいくて育ててきた一人息子。父親と離れ、私がしっかりとこの子を育てないとと
思うのに空回りしている現状。
夫から受けるストレスと同等のストレスを息子から受ける毎日。

息子も何か辛いのかもしれませんが、私もしんどいです。
息子が辛さから抜け出し、酷い現状から抜け出せるのか、方法があればご教示ください。
また、私のしんどさも軽減する考え方などがありましたら併せてご教示ください。
よろしくお願いいたします。

こんにちは、心理カウンセラーの加藤ユウコです。

miwaさん
この度はご相談いただきありがとうございます。

ご相談文を読み、息子さんのことをとても大切にされていることが伝わってきました。

息子さんの愛が深く、良い方向へ向かって欲しいという気持ちもヒシヒシと伝わってきました。

そして共感力で包み込む優しさという母性
社会の入り口としてルールや秩序を与える父性
両方を与えようとする一生懸命さがとても伝わってきました。

miwaさんは、とても息子さんのことを愛していて深い愛情で向き合っている素晴らしいお母さんですね。
こんなに酷い言葉遣いや暴力を振るわれても、一切放棄せずに向き合い続けているのはがないと出来ないことですよね。

だからこそ、反抗期と言えどもかわいい息子さんに暴言を吐かれたり暴力を振るわれたり、
一生懸命良い方向へいける様にアドバイスをしても跳ね除けられたら辛いし苦しいですね。

今、ストレスもたくさん溜まっていらっしゃると思いますが、大丈夫ですか?

今は別居中ということですが、シングルマザーに近い状態で
息子さんを育てていらっしゃるのでしょう。

反抗期ともなれば、
口も達者で友達との世界で築き上げた、
家庭とは違う価値観も作られ、
意見もぶつかることもあるでしょう。

何かあったときは
子供のためにどうすることが一番良いのか、
本当は家族である旦那さまに相談したり頼りたくなるところを、
1人で心細くなりながらも一所懸命子供のために、
自分が泣きたいところを踏ん張って
日々向きあっているのでしょう。

miwaさん、とてもとても頑張られていらっしゃいますね。

わたしは反抗期がとても酷いタイプでした。
「うるさいねん!クソババァ」なんて暴言は日常茶飯事、親を責める言葉で毎日毎日母を攻撃していました。
「お前は毒親や!未熟な人間が子供を育てんな!」と酷い言葉を言い放ったこともありました。

そんなわたしは息子を出産した後に、この世の中には「育てられる側」と「育てる側」の世界があることを知りました。今まで育てられる側の世界しか知らなかったわたしは、これが世界の全てだと思い込んでいました。

子育てが始まって「育てる側」にはこんなに愛が溢れている一方で、1人の人間を育てる責任感の重さ・恐れ・不安があることを知りました。
人間を育てるって本当に大変なことなんですね。

親になった今では母に向けた言葉の数々は死にそうなほど後悔する言葉ですが、
その時は親の弱さも愛情も事実も何もかも見えていませんでした。

きっと本当に親のことを理解できるのは自分が「育てる側」に回った時なんですね。
経験しなければ親の気持ちは理解出来ませんでした。

それでは本題に入っていきますね。

miwaさんにお悩みに対して、私からは以下の2点が提案です。

  • ①問題の切り離しをする
  • ②「心配する」のではなく「信頼する」

この問題は一体誰が困るのか?「境界線」という問題の切り離し

結論から申しますとmiwaさんのしんどさの正体は「わたし」と「息子さん」の問題を切り分けることが出来ていないことです。
そのために息子さんの境界線を飛び越えてしまっている状態で、心理学用語で「境界線の問題(バウンダリー)」と呼ばれています。

「わたしの問題」と「息子さんの問題」と問題を切り分けることが出来ていないということは、息子さんの問題に踏み込んでしまい過干渉になりコントロールしている状態になっています。

だから、どれだけ注意しても自分の思い通りにならない息子さんに対してストレスを感じてしまっている状況です。

例えば…

>PCで動画視聴し出すと、大抵夕食後でソファに横になりながらですが、そのまま眠り、入浴もせず午前4時頃に気づいて寝室へ移動しています。
すると、布団が無いので風邪もひき、朝は起きれず遅刻。もちろん、学校の準備は前日にしているはずもなく朝はバタバタ。良いことが一つもありません。

息子さんにお布団でちゃんと寝てほしいし、PCで動画を見るなら時間を決めてちゃんと勉強もして欲しい。
勉強して志望校へ合格してほしい。
風邪を引くと辛いから引いて欲しくない。
これらは全て親心ですよね。

しかし、良いことが一つもないと感じているのは誰でしょうか?

ソファで寝て風邪を引いてしんどい思いをするのも、朝起きれずに遅刻するのも、朝バタバタするのも一体誰が困ることだと思いますか?

息子さんですよね。
息子さんがこんな生活ではダメだと自分で改善しようと納得しない限り、きっとこの生活を続けるでしょう。

>家庭教師をつけましたが、家庭教師との時間は集中するものの一人になるとほぼやりません。やっても20分くらいです。
しかしながら、本人の志望大学は上位の大学

息子さんに希望する大学になんとか入って欲しいと思って努力されていますね。
家庭教師をつけて勉強する環境を与えられる息子さんは恵まれている環境だと思います。
ここまでやっても思った以上に期待に応えてくれないと、miwaさんの方が焦ってしまいますよね。
しかし、志望の大学に行けなくて困るのは誰でしょうか?
miwaさんは親として、勉強をする最高の環境を与えた。
あとはその環境を活かすのかは息子さんの意思の範囲になります。

・自分の将来のためには勉強する必要があることを理解し、行動にうつしてほしい
・自己管理をする、ということを覚えて欲しい
・スマホやインターネット依存から抜け出してほしい

スマホやインターネット依存になっているのならば、親としてはとても心配ですよね。時間を区切って見るなど自己管理して欲しいですよね。
しかし、これらは全て息子さんの問題です
息子さんが自分の意思でその気にならないと解決できない問題になります。

>息子が辛さから抜け出し、酷い現状から抜け出せるのか、方法があればご教示ください。

息子さんがmiwaさんに「辛さから抜け出したい、酷い現状から抜け出したい」と
相談を受けられたのでしょうか?

もしmiwaさんがこれらの問題を、息子さんが辛そうで酷い現状だから何とかしてあげたいと思われて、こちらに相談されているのならば…
息子さんの問題を自分の問題として捉えているからです。

これらを問題と捉えているのは実はmiwaさん自身なんです。

愛情深いお母さんだからこそ、この様なお悩みが生まれます。
息子さんへの優しさですね。

愛情深いお母さんであればあるほど、子どもが問題を起こしているように誤解してしまう傾向がある様です。

息子さんに対して「この子はわたしが言わなければ何も出来ない」と思い込んでいませんか?

しかし、何も自分で出来ない赤ちゃんではなく自分で考え行動できる年齢のお子さんです。

問題を切り離せないのは自分の中にある恐れや不安が原因

しかしなぜ息子さんは「わたしが言わなければ何も出来ない」と思い込んでしまうのでしょうか?

それはお母さん自身が持っている常識や観念、思い込み、不安、怖れ、罪悪感等が投影として息子さんに映し出されているからです。

お母さんという存在は、子供に対して自分のことのように感じる「共感力」が高いと言われています。
なぜ「共感力」が高いのかというと、子供に安心感を与え生きる力になるからと言われています。

だからその共感力が、息子さんに投影してしまうのです。

miwaさんは息子さんを幸せにしてあげたい一心で「あぁしないさい!こうしなさい!」と言われていると思います。

しかし、幸せにしてあげたい気持ちの裏にはmiwaさんの不安や怖れが強くあり、
その不安や怖れを回避するために
過干渉になり、コントロールしてしまっていると思われます。

例えば…
不安や怖れの中の一つには子どもの将来への心配があるのかなと思います。

ご相談文を読んで随分と「勉強」という言葉が出てくるなぁと感じました。
miwaさん自身に「勉強」に対してや「学歴」や「豊かさ」について何か恐れや不安を感じるようなこと、または「こうした方が絶対に良い」という概念をお持ちではないでしょうか?

だから

「成績が落ちて望む学校に進学できなかったらどうしよう」
「1人でもしっかり立派に育てられるのかな?」
と不安や心配を感じているのではないかなと思います。
他にもいろいろとあるかと思います。

これらの恐れや不安から抜け出すために息子さんの問題に踏み込んでしまっていると思われます。

例えば勉強をしなくても、そのことを問題視しなければ問題にはなりません。
だから、これらの問題は子どもの問題ではなく
それを問題として捉えているお母さん自身の問題になります。

なので、「わたしの問題」と「息子さんの問題」と「問題の切り離し」が非常に重要になってきます。

しかし、だからと言って心配する気持ちを止めることは難しいと思います。
「でも」や「いやそう入っても」と腑に落ちない気持ちがあるかと思います。

ではどうしたら問題の切り離しができるのでしょうか?
その解決策が提案②の「心配する」のではなく「信頼する」になります

「心配する」のではなく「信頼する」

ところで、「心配」と「信頼」の違いをご存知ですか?

心配とは…相手や自分の悪いところばかり探している状態。またその結果自分に不利益になる未来を恐れ、まるで自分にそれが襲いかかるように感じている状態。

信頼とは…価値や強さや才能などを見ている状態。より良い未来を見れている状態。

思春期の特に反抗期の、まだ大人になりきれていない状態の人間の心理は
「自分で自分を信頼出来ていない」状態と言われています。

だから親が心配ばかりして信頼してくれないと「わたしがわたしのことを信頼出来ていないのに、なんで親が自分を信頼してくれないんだ!それなら一体誰がわたしを信頼してくれるの?」ととても不安定な状態になっています。

自分を否定・否認されている気分になってしまっている、それくらい不安定なのです。

わたしは先ほど、反抗期がとても酷かったお話を書かせていただきました。
わたしの母も過干渉でコントロールをする人でした。

思春期のわたしは、母に干渉される度に「怒り」と「イライラ」が突き上げてくる感覚になりました。

そして何かとわたしの問題に干渉してくる母が疎ましく一時は口が聞けない時もありました。

心理学を学び、母の過干渉は「わたし自身を信頼していないこと」だったと知り腑に落ちました。

だからあんなに怒りを感じイライラし、母のことを全否定する言葉をこちらも投げかけてしまっていたのかと。

ある時母がわたしに対して「あんたやったら大丈夫!」と言われた時、信頼して貰えたという喜び、そして心から安心し落ち着く気持ちになったのを覚えています。

もしかしたら息子さんはmiwaさんから注意を受けるたびに「あなたはわたしが全部してあげないと何も出来ない」といメッセージを何回も何回も受け取ってしまっているのかも知れません。

その度に自分が認められていない気持ちになり、自信を失っているのではないかと思いました。

>スマホやゲームを取り上げると、一切勉強せず、暴言をはき、暴力をふるってきます。

暴言や暴力は怒りの表現方法ですよね。
「怒り」は感情の蓋と言われ、本当の感情ではないという考えがあります。
感じたくない感情を感じたとき、「怒り」という感情を使って封じ込めます。
それだけ、その感じたくない感情が辛いからです。

息子さんが暴言や暴力という怒りの手段を使っているのは何故だと思われますか?

息子さんは、今世の中で大切だと言われている「自己肯定感」が下がってしまっている状態だと思います。
今miwaさんが息子さんにするべきことは「心配」ではなく「信頼」なのではないかと思います。

ご自身の自己肯定感を上げることが問題解決の糸口

息子さんに過干渉やコントロールをしてしまう原因は、ご自身の不安や恐れを「投影」してしまっているからだと考えられるとお伝えしてきました。

しかし今までの文章を読んで、もしご自身を責めるようなことがあれば「ちょっと待った!」です。

miwaさんの今までの気持ちの根底にあるものは、「」です。
愛がなければここまで自分以外の人間に一生懸命にはなれません。

これらは本当に素晴らしいことですよね。
だからこそ自分は息子を愛せる大きな愛の持ち主だと肯定してくだいね。

過干渉やコントロールを手放すための方法は以下の2点になります。

miwaさんご自身の自己肯定感を上げること
息子さんの価値や才能を認め受け取り感謝をすること

わたしが自分を肯定できていると、自分のことを肯定的な目で見ることになります。
それが「投影」され息子さんのことも肯定できるようになります。

だからまずは、ご自身の自己肯定感を高めることを意識していただけたらと思います。
息子さんにばかり意識が向いていたと思うので、一度ご自身に意識を戻しましょう。

・こんなに大きな愛で息子さんを包んであげていること
・優しさと共感力で息子さんに寄り添ってあげていること
・あなたはは何もしなくても生きているだけで価値があるということ
・あなたは愛されているということ

これらmiwaさんの価値を受け取れていますか?
まずは自分の魅力や価値をしっかり受け取ってくださいね。


またわたしの心理学の師匠である根本先生は過干渉を手放す時に【子どもの価値や才能を客観的に見ること】をお勧めされています。ノートに思いつく限り書き出してみてください。

そして息子さんに【感謝をすること】です。
息子さんが生まれて今までの人生で幸せをいっぱい感じたと思います。
学んだこと、強くなれたこと、それら感謝できる全てのこともノートに書き出してみてください。

簡単には心配する気持ちは手放せないと思います。
何度も息子さんの価値をノートに書き出し、感謝をすることで徐々に手放せます。
「この子は大丈夫!」と思えるようになるまで繰り返してみてくださいね。

そして、もし抵抗がなければ息子さんに感謝の気持ちを伝えてあげてください。
きっと「はぁ?」とか「きもい」とか言われるかも知れません。
しかし息子さんは存在そのものを肯定してもらえることになります。

いかがだったでしょうか?
今回とても長い文章で回答文を書いてしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもmiwaさんの参考になれば幸いです。

心理カウンセラーの加藤ユウコでした。


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